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リラックスブック(だいわ文庫)
たかたまさひろ(著)
定価 770円(税込)

人づきあいが苦手、小さなことですぐムカッとしてしまう、自信がない、そんなあなたの心を軽くする本
こころのお掃除、始めましょ
メッセージ No.260-269

No.260『他人を許せないという心理』

他人に嫌なことをされたり、他人の無責任な行動を見たりすると、腹が立って、ひと言いってやらねば気がすまない。
本当はイライラしたりせず、毎日楽しく笑ってすごしたいのに。他人が私の心をみにくくするのだ。
しかも、私がこんなに苦しんでいるのに、その原因をつくっている相手は何食わぬ顔をしている。苦しまなければならないのは、相手のほうなのに。ますます怒りは募るばかり……。
人間関係においてストレスをため込んでしまう人は、心の中でこのような苦悩が渦巻いているのではないでしょうか。

心に充満した怒りは、いつか爆発してしまいます。少しずつガス抜きをしなければなりません。
腹の立つことは誰にでもあります。問題なのは、それをどう表現し、どう処理するかということです。
カッとなってけんか腰になれば、売り言葉に買い言葉で、収拾がつかなくなってしまいます。
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No.261『求めるのではなく、捨て去る』

自分に自信をもち、堂々と主張できるようになりたい。
心から信頼し合い、何でも隠さず話し合える友人がほしい。
一生をかけて情熱を傾けられるほどの大きな夢や希望をもちたい。

人はよく、「何かがほしい」「何かをもちたい」と欲求します。
しかし、それを実際に手に入れたことがないので、どういうものかを想像することができず、まったく手の届かないほど遠いところにあるもののように思えて、途方に暮れてしまいます。
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No.262『願うことと、受け入れること』

好きな人ができると、心が浮き浮きとして、日々の生活に張り合いが感じられるようになります。
自分も相手から好かれようと思い、努力して自分を向上させようという気力がわいてきます。
しかし、愛情に執着しすぎると、かえって自分をしばりつけ、自分を傷つけることにもなりかねません。

自分の愛情が完全に受け入れられ、しかもそれが永久に続くということは、ほとんどありえないことだと言ってもよいでしょう。
願望や期待が大きければ大きいほど、愛情が受け入れられなかったときや愛情を失ったときの痛手も大きくなります。
「こんなに傷つくくらいなら、愛さなければよかった」「もう二度と人を好きになったりするもんか」と思う人もいるかもしれません。
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No.263『嫌なことを心に残さない』

私たちは、いつも明るく楽しい毎日を送りたいと思っていますが、やはり生きていく上では、特に人間関係においては、なかなか自分の思いどおりにはならず、いろいろとストレスを抱え込んでしまうものです。
ストレスをためる人とためない人との違いは、「うまく心を切り替えられるか」ということにかかっています。

仕事で失敗をするときは、なぜか次々に失敗が重なってしまう、という経験のある人も多いのではないでしょうか。
一度失敗をして、「ああ、もう嫌だ」とくさくさした気持ちを抱えたまま仕事を続ければ、かえって身が入らず、ふだんならしないような失敗までしてしまうのです。
また、誰かとケンカをしてイライラしているとき、関係のない人に八つ当たりをしたり、くどくどと愚痴をこぼしたりして、ほかの人からも嫌われてしまう、ということもよくあります。
小さなストレスをうまく処理できなかったために、さらに大きなストレスを生み出してしまうのです。
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No.264『自分の幸せに目覚める』

20代後半の会社員Aさんは、自分の嫉妬深い性格に悩んでいます。
同僚が先に出世すると、口では褒めたたえつつも、心の中では「会社をクビになればいいのに」と思ってしまいます。
友人の結婚を祝福しながらも、「ケンカして離婚すればいいのに」と願ってしまうのです。
他人を妬んでばかりいる自分が情けなく、また、思っていることが顔に表れてしまっているのではないかと心配で、嫉妬心を抑えようとするのですが、なかなかできません。

Aさんは、教育熱心な家庭に育ちました。いい大学に入り、一流企業に就職することが絶対の幸せだと信じ、勉学一筋に励んできました。
いい大学に入ったまではよかったのですが、そこで張りつめていた心の糸がプツンと切れ、勉強に身が入らなくなって、2年も留年してしまいました。
Aさんはすっかり自信をなくし、何とか就職はできたものの、希望した職種にはつけませんでした。
その挫折をきっかけとして、性格がひがみっぽくなり、他人の不幸を願うようになってしまったのです。
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No.265『他人の幸せを願うこと』

他人と心を通わせるためには、まず、自分から相手を認める必要があります。
積極的に相手の長所を見いだして、褒めるべきところは褒めるのです。
人を褒めるということは、「私はあなたに関心があり、仲よくしたいと思っています」という強い意思表示となります。
褒められて悪い気がする人はいません。
褒められた人もまた、相手の長所を探そうとして、相互に理解と信頼が深まっていきます。

ただし、むやみに人を褒めればよいというものではありません。
人に好かれたいためにお追従を言ったり、ごまをすったりするのは、身苦しいものです。
媚びへつらってばかりいる人は、ただの「調子のいい人」と思われ、かえって信用を失うことになるでしょう。
そのあたりのさじ加減が難しいところです。
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No.266『会話は、具体的に』

他人と話をするのが苦手な人にとって、もっとも大きな悩みは、「会話が続かない」ということではないでしょうか。
朝、学校で友人に会って、「おはよう」とあいさつはするが、ほかに話すことがない。
世話になった人に会って、「この間はありがとうございました」「こちらこそ」と言葉を交わしただけで終わってしまう。
つまり、「二言目」が続かないのです。

知っている人に会ったとき、あいさつさえもしないのは問題外ですが、ただあいさつだけで終わらせるのは、何とも物足りない感じです。
さらにうち解け合うための重要なポイントは、あいさつに続く「二言目」の会話です。
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No.267『適切なプライドをもつ』

「私はダメな人間だ」と、ことさらに自分を卑下してしまう人がいます。
せっかく恋人ができても、「私のどこを好きになってくれたのかが判らない」「なぜ私のような人と付き合ってくれているのだろう」と、自らをおとしめるような言い方をするのです。
そういう人は、慎ましくへりくだっているように見えて、実は異常なほどに強い自己愛を胸のうちに秘めていることが多いものです。

「私と付き合っても、楽しくありませんよ」と突き放せば、恋人は気を遣って、「いや、私はあなたが好きなのです。あなたと付き合いたいのです」と言い返してくるでしょう。
他人を求めるよりも、他人から求められるほうが気分がいいものです。
つまり、恋人をそう仕向けて、「相手がどうしても付き合いたいと言うから、私はその期待に応えてやっているだけなのだ」ということにしたいのです。
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No.268『何のために他人と付き合うか』

職場や学校になじめず、うつ状態になったり、家に引きこもったりしてしまう人の数は、ますます増えつつあります。
また、それほど深刻な事態には至らなくても、表面的にはふつうに社会生活を送りながら、他人との付き合いを極力避けて暮らしている人も併せれば、膨大な数にのぼるのではないでしょうか。

そういう人は、他人との関係などどうでもいいと思っているのかというと、けっしてそうではありません。
本当に人間関係などたいして重要ではないと思っている人は、気負うことなく、誰とでも気軽に付き合えるはずです。
人間関係の苦手な人は、むしろ「他人と深い関係を結びたい」という意識が強すぎる人なのです。
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No.269『自分の気持ちをうまく伝える』

恋人がデートの場所などを何でも勝手に決めてしまう。ときには私の意見も聞いてほしいのに……。
近所の苦手なタイプの人に、よく遊びに誘われる。楽しそうなふりをしているが、内心は迷惑に思っている……。
人間関係のストレスには、さまざまな原因がありますが、おもなものをふたつ挙げれば、「してほしいことをしてくれない」「したくないことをさせられる」ということではないでしょうか。

他人は、なかなか思い通りには動いてくれません。
では、どうやってストレスを軽減すればよいのかというと、できるかぎり「自分の正直な気持ちを伝える努力をする」ということです。
本音を吐き出しても、現実が思い通りになるわけではありません。しかし、自分の心に抑え込んだものを発散できれば、あまりわだかまりは残らないものです。
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